可視化手法    

patchのカラーリングの指定

patchオブジェクトは、patchが各頂点でのz 座標の値に基づいて カラーデータを自動的に生成しないことから、surfaceオブジェクトで使用する方法とは基本的に異なるカラーリング方法を使用します。patchのカラーリングは明示的に指定する必要がありますが、そうでない場合はMATLABはデフォルトで白色の面と黒色のエッジを使用します。

patchのカラーリング法は、カラーを使って情報を重ね合わせることで実世界のオブジェクトの図を表示する方法を与えます。この例として、航空機の翼を横切る空気圧を示すようにカラーリングしたものがあります。

つぎの表は、カラーを制御するpatchのプロパティをまとめたものです(光源が存在するときに利用されるプロパティを除きます)。プロパティの詳細については、patchのプロパティ を参照してください。

プロパティ
目的
CData
x, y, zデータと組み合わせて、面毎、あるいは、頂点毎に単一のカラーを指定します。
CDataMapping
カラーデータのスケーリングを行うか、figureのカラーマップに対するインデックスとして直接使用するかを指定します。
FaceVertexCData
面データおよび頂点データと組み合わせて、面毎あるいは頂点毎に単一のカラーを指定します。
EdgeColor
エッジが、透明、単色、頂点色で決まる単一のカラー、または頂点のカラーで決まる補間されたカラーのどれであるかを指定します。
FaceColor
面は、透明、単色、頂点色で決まる単一のカラー、または頂点のカラーで決まる補間されたカラーのどれであるかを指定します。
MarkerEdgeColor
マーカのカラー、または、塗りつぶしたマーカに対してエッジカラーを指定します。
MarkerFaceColor
閉じた形状のマーカに対する塗りつぶしに使用するカラーを指定します。


 例題 - 立方体の定義 面とエッジのカラーリング