可視化手法    

インデックス付きカラーデータの補間とトゥルーカラーデータの補間

補間した面のカラーリングを指定すると、MATLABは頂点のカラーから補間することにより各面のカラーを決定します。補間の方法は、トゥルーカラーデータを指定したかインデックス付きカラーデータを指定したかによって異なります。

トゥルーカラーデータを使って、MATLABは、頂点に対して定義したRGBの数値をもとに補間します。これは一般に、面上で滑らかな色の変化を作ります。これとは対照的に、インデックス付きの色の補間では、カラーマップに定義された色のみを使用します。カラーマップによっては、結果はかなり異なります。

この違いを示すために、同じ頂点色をもつ、つぎの2つのpatchを定義します。円形のマーカは黄色、赤、青の頂点色を示します。

左側のpatchは、その隣に示す6要素のカラーマップから得られるインデックス付きの色を使用します。カラーデータは、図に示すカラーマップ要素に頂点色を写像します。このカラーマップでは、シアン色の頂点から青色の頂点までの補間は緑、赤、黄色、マゼンタのみを含めることができ、それにより帯状になります。

RGB空間の補間では、カラーマップを使用しません。それは数値間の段階的な遷移に過ぎません。たとえば、シアン色の頂点から青色の頂点への補間は、つぎの値と類似した変化に従います。

実際には、各ピクセルは異なる色なので、変化はかなり小さくなります。


 トゥルーカラーpatch 物体の可視化手法