MATLAB Function Reference    
spconvert

スパース行列の外部書式から行列を取り込み

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spconvert は、MATLAB 以外のスパースプログラムで作成された簡単なスパース形式から、スパース行列を作成するために使われます。spconvert には、 2 つのプロセスがあります。

  1. [i,j,v] 、または、[i,j,re,im] を含む ASCII データファイルを、行として MATLAB 変数にロードします。
  2. この変数を MATLAB スパース行列に変換します。

S = spconvert(D) は、[i,j,s] 、または、[i,j,r,s] を含む行をもつ行列 D を、対応するスパース行列に変換します。D は、nnz 行、または、nnz+1 行で、3 列、または、4 列でなければなりません。各行が 3 要素からなるデータは実数行列を、各行が 4 要素からなるデータは複素数行列を作成します。D の中の [m n 0] 、または、[m n 0 0] の型の行は、size(S) を指定するために使われます。D が既にスパースの場合、変換は行いません。spconvert は、MAT-ファイル、または、ASCII ファイルから D をロードした後で使います。

例題

つぎのデータを含む ASCII ファイル uphill.dat を仮定します。

ステートメント

は、丸め誤差をもつ sparse(triu(hilb(4))) を再作成します。この場合、最初の 10 行がすでに少なくとも 4行4列を表しているので、入力ファイルの最終行は必要ありません。


 spaugment spdiags