MATLAB Function Reference    
inline

インラインオブジェクトの作成

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inline(expr) は、文字列 exprに含まれる MATLAB 表現から、インライン関数オブジェクトを作ります。インライン関数への入力引数は、i j 以外の独立した小文字のアルファベット文字を見つけるために exprを検索することにより、自動的に指定されます。これは、数個のアルファベット文字から作られる単語の一部ではありません。そのようなキャラクタが存在しない場合、xが使われます。キャラクタが一意的でなければ、xに最も近いキャラクタが使われます。2つのキャラクタが x から同じ距離にある場合、アルファベットの後方のキャラクタが選択されます。
   inline(expr,arg1,arg2, ...) は、関数の入力引数が文字列 arg1, arg2, ....で指定されるインライン関数を作ります。複数のキャラクタからなるシンボル名を使うことがあります。

inline(expr,n)は、ここで、n はスカラで、関数の入力引数が x, P1,P2, ...のインライン関数を作ります。

注意

inline に関係する3個のコマンドを使って、インライン関数オブジェクトを確認したり、どのように作成したかを示すことができます

char(fun) は、インライン関数をキャラクタ配列に変換します。これは、formula(fun)と同じです。

argnames(fun)は、文字列のセル配列として、インラインオブジェクト fun の入力引数名を出力します。

formula(fun) は、インラインオブジェクト fun の式を出力します。

4個目のコマンド vectorize(fun)は、funに対する式の内部で、 ^, *、または、/の前に .を挿入します。結果は、関数inlineのベクトル化されたものになります。

例題

つぎの例題は、数字の二乗を計算する簡単なインライン関数を作成するものです。

ユーザは、関数 char を使って、結果を文字列に変換できます。

つぎの例題は、式 を表すインライン関数を作成します。結果のインライン関数は、argnamesformula と共に計算されます。

inline へのこのコールは、2変数 alphax に依存している関数 f を定義します。

inline が、希望する関数変数を戻さなかったり、関数変数が間違った順番になっている場合、inline 引数リストを使って、希望する変数を明示的に指定できます。


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