MATLAB Function Reference    
echo

実行中の M-ファイルのエコー

表示

詳細

コマンド echo は、実行中の M-ファイルのエコー状態を制御します。通常、M-ファイル内のコマンドは、実行中にスクリーン上に表示しません。エコー状態にすると、実行されたコマンドが表示されるので、デバッグやデモンストレーションに有効です。

コマンド echo は、スクリプトファイルとファンクションファイルとで、わずかに機能が異なります。スクリプトファイルに対しては、echo の使い方は簡単です。エコー状態はオンとオフに切り替えられ、スクリプトファイルの場合は、つぎのように処理されます。

echo on
すべてのスクリプトファイル内のコマンドをエコーします。
echo off
すべてのスクリプトファイル内のコマンドをエコーしません。
echo
エコー状態を切り替えます。

ファンクションファイルでは、echo の使い方は少し複雑になります。echoが特定のファンクションファイル内でオン状態のとき、そのファイルはコンパイルではなく、インタプリットされます。そのとき、各入力行は実行されるごとに表示されます。これは非効率的な実行になるので、echo の使用はデバッグのときだけにしてください。

echo fcnname on
指定のファイルをエコーします。
echo fcnname off
指定のファイルをエコーしません。
echo fcnname
指定のファイルのエコー状態を切り替えます。
echo on all
すべてのファンクションファイルをエコーします。
echo off all
すべてのファンクションファイルをエコーしません。

参考

function


 dsearch edit