Programming and Data Types    

関数ハンドル情報の表示

コマンド functions は、デバッグに便利な関数ハンドルの内容を表示します。関数ハンドルに対してfunctionsをコールすると、関数ハンドルが作成された時点でのスコープ内に存在した関数名、タイプ、ファイル名、関数に対するすべてのメソッドを表示します。

コマンドfunctionsから情報は、MATLAB構造体の形を取ります。

フィールド名
フィールド内容
function
関数名
type
関数タイプ。  Function Typeに関する章の表を参照。
file
関数ハンドルが非多重定義データタイプを使って評価されるときに実行されるファイル。組み込み関数に対しては、 'MATLAB built-in function.'と表示します。
methods
関数ハンドルの範囲となる関数のすべての多重定義メソッド。このフィールドは、タイプoverloadedの関数にのみ存在します。

例えば、関数displayに対する関数ハンドル情報を取得するには、

構造体の各フィールドは、MATLAB構造体にアクセスするために使われるドット選択記法を使ってアクセスできます。

methodsフィールドは、関数をオーバロードする各クラスに対する1つのファイル名を持った別の構造体です。各フィールドの値は、関数を定義するパスとファイル名です。

functionsから戻るデータは、MATLAB構造体の型をしています。構造体の個々のフィールドは、ドット選択記法を使って、MATLAB構造体のフィールドにアクセスします。


  関数ハンドルの計算の例題 関数ハンドルのメソッド