Programming and Data Types    

簡単な関数ハンドル

関数repmat は、基本的な行列関数で、単一のM-ファイルrepmat.mを使って、MATLABに定義されたものです。関数ハンドルを関数repmatに作成する場合、MATLABは、ハンドルの中に、後で関数を計算するために必要な情報をストアします。この情報の中に含まれるものは、repmat.mソースのファイルパス、toolbox\matlab\elmat\repmat.mです。

関数ハンドルを一度作成すると、MATLAB環境の中の変更による影響を受けません。たとえば、関数repmatへのハンドルを作成して、後で、付加的なrepmat.mメソッドを記述して、関数を多重定義した場合、ハンドルは、オリジナルの関数にのみ見ることができます。また、サーチパスからrepmat.mへのパスを除去すると、MATLABは、パスを変更する前に作成したハンドルを使って、関数を配置し、計算することができます。

関数 repmat は、この場合、多重定義したものでないので、このハンドルを通しての関数の計算は、かなり簡単です。関数ハンドルに、feval をコールすることができ、関数が機能するようにいくつかの引数を渡すこともできます。MATLABは、一つの関数を実行して、そのアクセス情報をハンドルにストアします。


  関数ハンドルを使用する利点 関数ハンドルの構築