Programming and Data Types

関数名を関数ハンドルに変換

関数str2funcを使って、MATLAB関数名を含む文字列から関数ハンドルを作成することができます。文字列'sin'を、その関数に対するハンドルに変換するために、つぎのようにします。

fh = str2func('sin')
fh = 
    @sin

変数の中の関数名文字列を渡す場合、変数を受ける関数は、関数名をstr2funcを使って、関数ハンドルに変換します。つぎの例題は、変数funcnameを関数makeHandleに渡し、そして、関数ハンドルを作成するものです。

function fh = makeHandle(funcname)
fh = str2func(funcname);
% -- end of makeHandle.m file --

makeHandle('sin')
ans = 
    @sin

関数名文字列のセル配列に、str2func演算を適用することもできます。この場合、str2func は、関数ハンドルの配列を出力します。

fh_array = str2func({'sin' 'cos' 'tan'})
fh_array = 
    @sin    @cos    @tan

例題 - より柔軟性をもつパラメータのチェック

つぎの例題では、関数myminbndは、最初の引数に、関数ハンドルか、または、文字列のいずれかを受け取ることを期待しています。文字列を渡す場合、myminbndは、str2funcを使って、それから関数ハンドルを作成し、そして、str2funcへのコールの中で、そのハンドルを使います。

function myminbnd(fhandle, lower, upper)
if ischar(fhandle)
    disp 'converting function string to function handle ...'
    fhandle = str2func(fhandle);
end
fminbnd(fhandle, lower, upper)

ユーザが、関数ハンドル、または、関数名文字列のどちらかと共に、myminbndをコールする場合、適切に引数を取り扱うことができます。

myminbnd('humps', 0.3, 1)
converting function string to function handle ...
ans =
    0.6370

関数ハンドル演算

データタイプのテスト