Programming with MATLAB

株式クラスの設計

株式オブジェクトは、ある個人の投資のポートフォリオの中のある特別な資産を 表現するために設計されています。このオブジェクトは、それ自身の二つのプロ パティと親資産オブジェクトから継承する三つのプロパティを含んでいます。 株式プロパティは、つぎの二つです。

株式プロパティ

• NumberShares - 特定の株式オブジェクトに対する株数
• SharePrice - 各株の価値

資産プロパティ

• Descriptor - 特定の資産の識別(たとえば、資産名、貯蓄勘定数等)
• Date - オブジェクトが作成された日(dateコマンドで計算)
• CurrentValue - 資産の現在の価値

プロパティ名は、株式オブジェクトと資産オブジェクトの内部で使われる構造体配列のフィールド名と同じではありません。プロパティ名インタフェースは、株式と資産のgetとsetメソッドでコントロールされ、他のMATLABオブジェクトプロパティのインタフェースに似て設計されます。

株式オブジェクト構造体のassetフィールドは、親資産オブジェクトを含み、親構造体の継承されるフィールドにアクセスするのに使われます。

株式クラスメソッド

株式クラスは、つぎのメソッドを実現します。

• コンストラクタ
• get と set
• subsref と subsasgn
• display

資産fieldcountメソッド

株式クラスコンストラクタ