Programming with MATLAB    

他のクラスの構築

MATLABオブジェクトは、他のMATLABオブジェクトからプロパティや挙動を継承することができます。一つのオブジェクト(子オブジェクト)が、他のオブジェクト(親オブジェクト)から継承されていると、子オブジェクトは、親オブジェクトのすべてのフィールドを含み、親のメソッドを読み込むことができます。親メソッドは、親のクラスから継承した子オブジェクトのフィールドにアクセスできますが、子クラスへの新しいフィールドにはアクセスできません。

継承は、オブジェクト指向プログラミングのキーです。これは、親オブジェクト に対して存在しているコードを利用して、子オブジェクトを使ってコード化する ときに再利用が簡単になります。継承は、子のオブジェクトの挙動を親オブジェ クトのものと全く同じにすることができます。これは、同様な機能をもつ関係し たクラスを開発に有効ですが、別々に実現されます。

継承には2種類のものがあります。

この節は、関連したトピック集約についても議論します。集約は、そのメンバの一つとして一つのオブジェクトに他のオブジェクトを含ませることができます。


  クラスメソッドの一覧 単一継承