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セル配列内のデータの構造化

セル配列は、異なるサイズや種々のデータからなるデータの構造化に有効です。セル配列は、つぎのようなアプリケーションに対しては構造体よりも有効です。

1つのステートメントで複数のフィールドにアクセスする例として、データがつぎのものから成り立つと仮定します。

多くのアプリケーションに対して、このデータに対するデータ構造で最も良いものは構造体です。しかし、情報の最初の2フィールドのみをルーチン的にアクセスする場合は、インデックス付けの目的のためにはセル配列がより便利でしょう。

つぎの例は、セル配列TESTの最初と2番目の要素へのアクセス方法を示しています。

つぎの構造体TESTの最初と2番目の要素へのアクセス方法を示しています。

引数vararginvarargoutは、カンマで分離されたものの代わりのセル配列のユーティリティの例です。3行3列の数値配列Aを作成します。

Aに関数normest(2-ノルム推定)を適用し、Bの個々のセルに関数出力を代入します。

関数からのすべての出力値はB の別々のセルに格納されます。B(1)は、ノルム推定を含み、B(2)は繰り返し回数を含みます。


  関数と演算子の適用 セル配列を入れ子にする