外部インタフェース/API    

レコードファイルフォーマット

レコードファイルは、1つあるいは複数のシリアルポートセッションの記録を含むASCIIファイルです。RecordDetailプロパティを使ってレコードファイルに保存される情報量を指定します。

RecordDetailは、compactあるいはverboseです。compactレコードファイルは、デバイスに書き出される値の数、デバイスから読み込まれる値の数、値のデータタイプ、イベント情報を含みます。verboseレコードファイルは、デバイスから送信されたデータとその前の情報を含みます。

uchar, schar, (u)int8, (u)int16, (u)int32で与えられた精度を持つバイナリデータは、16進数フォーマットを使って記録されます。たとえば、10進数255が16ビット整数として機器から読み込まれた場合は、16進数00FFがレコードファイルに保存されます。単精度および倍精度数は、IEEE Standard 754-1985 for Binary Floating-Point Arithmeticで指定されたフォーマットを使って記録されます。

IEEE浮動小数点フォーマットは、符号ビット、指数フィールド、仮数フィールドの3つのコンポーネントを持ちます。単精度浮動小数点数は、32個のビットで構成され、値はつぎのように与えられます。

倍精度浮動小数点数は、64個のビットで構成され、値はつぎのように与えられます。

浮動小数点フォーマットコンポーネントと対応する単精度および倍精度ビットは、以下の通りです。

コンポーネント
単精度ビット
倍精度ビット
sign
1
1
exp
2-9
2-12
significand
10-32
13-64

ビット1は、レコードファイルに保存される最も左のビットです。

単精度および倍精度数は、%gフォーマットを使って右側に表示された値のテキスト表現も行います。


 ファイル名の指定 例題: 情報をディスクに記録