外部インタフェース/API    

イベントとアクションの利用

イベント を利用することによって、シリアルポートアプリケーションの能力やフレキシビリティを拡張することができます。イベントは、条件が満たされた後に発生し、1つまたは複数のアクションを起こします。

シリアルポートオブジェクトがデバイスに接続されているとき、イベントを使ってメッセージを表示し、データを表示し、データを解析し、他のアクションを実行することができます。アクションは、アクションプロパティアクション関数 によって制御されます。すべてのイベントタイプは、関連するアクションプロパティを持ちます。アクション関数は、ユーザ独自のアプリケーションの必要に合うように構成したM-ファイル関数です。

M-ファイルアクション関数名を対応するアクションプロパティの値として指定することによって、特定のイベントが発生するときにアクションを実行します。

例題: イベントとアクション

この例題は、M-ファイルアクション関数instractionを使って、バイトの利用可能なイベントが発生したときにメッセージをコマンドウィンドウに表示します。イベントは、ターミネータが読み込まれたときに生成されます。

instractionの結果の表示を以下に示します。

シリアルポートセッションを終了します。

typeコマンドを使ってコマンドラインにinstractionを表示することができます。


 例題: バイナリデータの読み込み イベントタイプとアクションプロパティ