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イベントとアクションの利用
イベント を利用することによって、シリアルポートアプリケーションの能力やフレキシビリティを拡張することができます。イベントは、条件が満たされた後に発生し、1つまたは複数のアクションを起こします。
シリアルポートオブジェクトがデバイスに接続されているとき、イベントを使ってメッセージを表示し、データを表示し、データを解析し、他のアクションを実行することができます。アクションは、アクションプロパティ とアクション関数 によって制御されます。すべてのイベントタイプは、関連するアクションプロパティを持ちます。アクション関数は、ユーザ独自のアプリケーションの必要に合うように構成したM-ファイル関数です。
M-ファイルアクション関数名を対応するアクションプロパティの値として指定することによって、特定のイベントが発生するときにアクションを実行します。
例題: イベントとアクション
この例題は、M-ファイルアクション関数instraction
を使って、バイトの利用可能なイベントが発生したときにメッセージをコマンドウィンドウに表示します。イベントは、ターミネータが読み込まれたときに生成されます。
s = serial('COM1'); fopen(s) s.BytesAvailableActionMode = 'terminator'; s.BytesAvailableAction = 'instraction'; fprintf(s,'*IDN?') out = fscanf(s);
BytesAvailable event occurred at 17:01:29 for the object: Serial-COM1.
fclose(s) delete(s) clear s
type
コマンドを使ってコマンドラインにinstraction
を表示することができます。
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