外部インタフェース/API

resolveipの説明

resolveipが行う主な作業は、以下の通りです。

1. InetAddressオブジェクトの作成

java.net.InetAddressクラスは、コンストラクタの代わりに、クラスのインスタンスを出力するstaticメソッドを持ちます。tryステートメントは、ユーザがresolveipに渡した入力引数を渡して、メソッドのうちの1つのgetByNameを呼び出します。入力引数は、ホスト名またはIPアドレスです。getByNameが失敗すると、catchステートメントはerrorメッセージを表示します。

function resolveip(input)
try 
    address = java.net.InetAddress.getByName(input);
catch 
    error(sprintf('Unknown host %s.', input));
end

2. ホスト名およびIPアドレスの取得

例題では、java.net.InetAddressオブジェクトについてgetHostNameおよびgetHostAddressアクセサ関数を呼び出して、それぞれホスト名とIPアドレスを取得します。

hostname = address.getHostName;
ipaddress = address.getHostAddress;

3. ホスト名またはIPアドレスの表示

例題は、MATLABのstrcmp関数を使って入力引数とIPアドレスを比較します。一致する場合は、MATLABはインターネットアドレスに対するホスト名を表示します。入力が一致しない場合は、MATLABはIPアドレスを表示します。

if strcmp(input,ipaddress)
    disp(sprintf('Host name of %s is %s', input, hostname)); 
else 
    disp(sprintf('IP address of %s is %s', input, ipaddress));
end;

例題 - IPアドレスの検索

例題の実行