外部インタフェース/API    

未定義のメソッドの取り扱い方法

MATLABコマンドがJavaオブジェクトに対して存在しないメソッドを呼び出す場合、MATLABは同じ名前の組み込み関数を探します。MATLABが同名の組み込み関数を見つけた場合、それを呼び出そうとします。MATLABがその名前の関数を見つけられない場合、クラスに対してその名前のメソッドが見つからないことを示すメッセージを表示します。

たとえば、MATLABは、sizeという名前の組み込みのメソッドを持ち、Java API java.awt.Frameクラスもsizeメソッドを持ちます。Frameオブジェクトに対してsizeを呼び出す場合、java.awt.Frameによって定義されたsizeメソッドが実行されます。しかし、java.lang.Stringのオブジェクトに対してsizeを呼び出す場合は、MATLABはこのクラスに対するsizeメソッドを見つけません。その代わりにMATLABの組み込みsizeを実行します。以下のサンプルコードを参照してください。

Javaの例外の取り扱い方法

Javaメソッドまたはコンストラクタの呼び出しが例外を与える場合は、MATLABは例外をとらえて、MATLABエラーに変換します。MATLABはJavaエラーメッセージのテキストをエラーメッセージに変換します。Javaメソッドあるいはコンストラクタからエラーを受信すると、M-ファイルからエラーを受信したのと同じ表示を行います。


 MATLABコマンドに影響を与えるJavaメソッド Java配列の機能