外部インタフェース/API    

行列を渡す

MATLABでは、Fortranで書かれたMEX-ファイルとの行列のやりとりができます。mxGetPrおよびmxGetPiを使ってMATLAB配列を操作し、MATLAB配列に格納されたデータの実部と虚部にポインタを割り当てます。mxCreateFullを使ってMEX-ファイル内から新規のMATLAB配列を作成することができます。

つぎの例は、2行3列の実数行列の各要素を二乗するものです。

下記は、計算サブルーチンを呼び出すゲートウェイルーチンです。

正しい入出力引数がゲートウェイサブルーチンに割り当てられたことを保証し、入力が数値行列であったことを確認するエラーチェックを実行した後に、matsq.fは計算サブルーチンから出力される引数に対する行列を作成します。入力行列データは、その後mxCopyPtrToReal8を使ってFortran行列にコピーされます。計算サブルーチンが呼び出され、mxCopyReal8ToPtrを使って出力引数が出力のポインタy_prに置かれます。

2行3列の実数行列

に対して

はつぎの結果になります。


 文字列配列を渡す 複数の入出力を渡す