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アドバンスドトピックス
この節では、アプリケーションが高度なMEX-ファイルを要求するときに利用できるMEX-ファイルの特徴を述べています。
ヘルプファイル
同じ名前のM-ファイルとMEX-ファイルが同じディレクトリにあるとき、MATLABインタプリタはMEX-ファイルを選ぶので、MEX-ファイルのふるまいを記述するためにM-ファイルを使うことができます。MATLABのhelp
コマンドは、要求されたときに適切なM-ファイルを自動的に探して表示し、インタプリタは関数が実際に呼び込まれたときに対応するMEX-ファイルを探して実行します。
複数ファイルのリンク
MEX-ファイルを作るときに、複数のソースファイルを結合することができます。たとえば、
mex circle.f square.o rectangle.f shapes.o
は、circle
.ext
というMEX-ファイルを作成するために.f
ファイルと.o
ファイルに操作を行う有効なコマンドです。ext
は、MEX-ファイルタイプに対応する拡張子です。結果のMEX-ファイル名は、リストの1番目のファイルから得られます。
複数のソースファイルに関連するMEX-ファイルプロジェクトを管理するために、MAKE
のようなソフトウェア開発ツールを使うと便利です。ユーザのソースファイルからオブジェクトファイルを作るルールを含むMAKEFILE
を作成し、それからオブジェクトファイルをMEX-ファイルに統合するためにmex
を呼び込みます。この方法で、必要なときにのみソースファイルを確実に再コンパイルできます。
MEX-ファイル関数のワークスペース
M-ファイル関数と異なり、MEX-ファイル関数は、自身の変数ワークスペースをもちません、mexEvalString
は、呼び出し側のワークスペースで文字列を評価します。さらに、mexGetMatrix
およびmexPutMatrix
ルーチンを使って呼び出し側のワークスペースの変数を取得および設定することができます。
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