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構造体

構造体は、メンバ変数field designators によりアクセスできる要素をもつ多次元MATLAB配列です。たとえば、

は、3つのメンバをもったスカラ構造体を作成します。

MATLABの中のすべてのものと同じように、構造体は配列で、そのため付加的な要素も挿入することができます。この場合、配列の各々の要素は、いくつかのメンバをもった構造体です。メンバは、一度に一つのものを加えることができます。

または、すべての要素が単一ステートメントで加えられます。

構造体は、内容の概略だけをプリントしても十分に大きいものです。

種々のメンバを他のMATLAB配列に集め直すのにいくつかの方法があります。これらは、コンマでリストを分離する 記法をもとにしています。つぎのようにタイプすると、

つぎの事柄と等価です。

これは、各要素をコンマによる分離で表現するものです。他の句読点を使うことはできません。これは、一度に3つのスコアをデフォルト変数 ans に割当て、各々の割当ての結果を、忠実に表示します。しかし、つぎのように鍵括弧で囲むと

は、

と同じで、各スコアすべてを含む数値行ベクトルを作成します。

同様に、

とタイプすると、変数 ans に一度にnameを割り当てます。しかし、中括弧を使った表現

は、3つのnameを含む1行3列のセル配列を作成します。

そして、

は、メンバ name から1つのキャラクタ配列を作成するため、3つの引数と共に char を呼び込みます。


  キャラクタとテキスト スクリプトとファンクション