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MATLABシステム

MATLABシステムは、次の5つの主要部分から成ります。

開発環境   これは、ユーザがMATLAB関数やファイルを使うためのツールや機能の集まりです。これらのツールの多くは、グラフィカルユーザインタフェースです。グラフィカルユーザインタフェースには、MATLABデスクトップとコマンドウィンドウ、コマンド履歴、さらに、ヘルプ、ワークスペース、ファイル、サーチパスなどをみるためのブラウザがあります。

MATLAB数学関数ライブラリ   合計、正弦、余弦、複素計算などの基本的な関数から、逆行列、行列の固有値、ベッセル関数、高速フーリエ変換などの高度な関数まで幅広い計算アルゴリズムを含みます。

MATLAB言語   MATLAB言語は、フローコントロールステートメント、 関数、データ構造、入力/出力、オブジェクト指向プログラミングの特色などをもつ、行列/配列を基にした高水準言語です。このため、手軽に動かせるその場限りのプログラムを作成する小規模プログラミングも、大きく複雑で、まとまったアプリケーションプログラムを作成する大規模プログラミングにも対応しています。

Handle Graphics®  これは、MATLABグラフィックスシステムです。2次元、3次元データの可視化
イメージプロセッシング、アニメーション、プレゼンテーショングラフィックスなどのための高水準コマンドを含みます。さらに、MATLABのグラフィックスでは、低水準コマンドを使用することもでき、ユーザのMATLABアプリケーションについての完全なグラフィカルユーザインタフェースを構築するのと同様に、グラフィックスの外観をカスタマイズすることができます。

MATLABアプリケーションプログラムインタフェース(API) このMATLAB アプリケーションプログラムインタフェース(API)は、MATLAB対話型でCやFortranプログラムを書くためのライブラリです。これは、 MATLABからのルーチンを呼び出す機能(ダイナミックリンク)、計算エンジンとしてMATLABを呼び出す機能、MATファイルを読み込んだり書き込んだりするための機能などを含みます。


  はじめに MATLABドキュメント