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バックグラウンドカラー
フィギュアを出力するとき、バックグラウンドが白に変わってしまいます。どのようにすれば、ディスプレイされているバックグラウンドカラーにすることができますか?
デフォルトでは、フィギュアを印刷あるいは出力するとき、MATLABはバックグラウンドカラーを白に変えます。表示されているバックグラウンドカラーを保持するには2つの方法があります。ページ設定ダイアログボックスを用いるか、あるいは、InvertHardCopyプロパティをoffに設定してください。いずれの方法の解説についても、Retaining Background Colors
を参照してください。
フィギュアをクリップボードに出力する時には、設定ダイアログボックスのコピーオプションパネルを使うこともできます。ここで、バックグラウンドカラーを設定すると、クリップボードにコピーされる全てのフィギュアに対して、バックグラウンドカラーの設定が行われます。
デフォルト設定
出版用に図を作成する必要があります。フィギュアサイズ、フォントタイプなど、要求を満たさなければならない項目があります。どうすれば、容易に、正しく実現できるでしょうか。
startup.m
ファイルに、1行を加えることにより、任意のプロパティ値に対してデフォルトの値を設定することができます。
たとえば、次の行は、デフォルトのaxesラベルのフォントサイズを12に設定します。
set(0, 'DefaultAxesFontSize', 12);
関数set
をコールする際には、Default
とAxesオブジェクトの名前、FontSize
のプロパティ名前を一語として繋げてください。
出力の大きさ
出力の大きさが巨大なのですが、どうすれば、より小さくすることができるでしょうか?
フィギュアの大きさと解像度の設定をチェックしてください。これらは、ともに、フィギュアの出力の大きさに影響します。
デフォルトのフィギュアサイズは、8×6インチです。フィギュアサイズを設定するには、ページ設定ダイアログボックス、あるいは、PaperPositionプロパティを使います。Size and Position of Printed or Exported Figures. を参照してください。
デフォルトの解像度は、出力形式または使用しているプリンタドライバに依存します。たとえば、TIFFのような、組み込みのMATLABビットマップ形式は、デフォルトで150dpiの解像度をもちます。ユーザは、印刷コマンドと-rスイッチを利用することによって解像度を変更することができます。デフォルトの解像度の値とその変更方法については、Setting Resolutionを参照してください。
ページ設定メニューから"中央揃えでスクリーンサイズを使用"を選択しましたが、出力が少し大きめに見え、フォントも違ってみえます。
おそらく、スクリーンの解像度より高解像度でフィギュアを出力しているものと考えられます。解像度をお使いのスクリーンのものと同じ値に設定し直してください。
別の方法として、フィギュアを出力中の場合、アプリケーションが解像度を選択できるようになっているか確認してください。そうであれば、出力されているのと同じ解像度でフィギュアを取り込んでください。解像度と出力時の解像度の設定方法については Setting Resolutionを参照してください。
軸と目盛りラベル
フィギュアを一定サイズ以下に変更するとき、x軸のラベルとx軸の目盛りラベルの下半分が欠けて出力されてしまいます。
フィギュアサイズがラベルを表示するのに小さすぎるのでしょう。ラベルは、x軸から一定の距離に配置されます。x軸自体は、ウィンドウの端の部分から離れて配置されるので、ラベルのテキストが合わないかもしれません。大きいフィギュアサイズか、小さいフォントを試してみてください。フィギュアサイズの設定についての解説は、Size and Position of Printed or Exported Figuresを参照してください。フォントサイズについては、Text Propertiesリファレンスページを参照してください。
出力すると、x軸の目盛り数がスクリーン上より少なくなります。
出力されたフィギュアの大きさが表示と異なるのと、MATLABは、目盛りの再スケールを行います。これには2つの回避方法があります。ページ設定ダイアログボックスからスクリーンと同じ範囲と目盛を利用を選ぶか、XTickMode, YTickMode, ZTickModeプロパティをマニュアルに設定します。詳細は、Locking the Ticks and Limits of the Axesを参照してください。
UI Controls
UI Controlを含むフィギュアを扱っています。出力時、UI Controlsが現れないようにするにはどうすればよいでしょうか?
-nouiスイッチを付加したprintコマンドを使ってください。詳細については、Excluding User Interface Controls from Outputを参照してください。
Cropping(指定範囲の切り抜き)
切り抜き範囲なしの設定を用いてフィギュアを出力することができません。(ゆるい境界線).
PostScriptプリンタドライバとEPS出力形式のみが、切り抜き範囲指定のない出力をサポートしています。ただし、Windowsプリンタドライバにも対処方法があります。printコマンドを用いて、後でプリントできるようファイルにフィギュアを保存してください。例は、Printing an Uncropped Figure with a Windows Printer Driverを参照してください。
テキストオブジェクトフォント
PostScriptプリンタドライバを用いてプリントしたり、EPSに出力する際、テキストオブジェクトに関する問題があります。スクリーン上で、フォントは正しいのですが、出力の際に変わってしまいます。
おそらく、EPSとPostScriptでサポートされていないフォントを使っていると考えられます。サポートされていないフォントは、すべてCourierに変換されます。サポートされているフォントのリストは、 PostScript and Ghostscript Supported Fontsを参照してください。
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