Simulink Release Notes    

Simulink Editor

本節では、Simulink Editorの機能強化を説明します。

移動のUndo

Simulink 4.1 では、Simulinkの編集メニューのUndoコマンドは、オリジナルの位置に移動されたブロック、注釈、ライン、ノードをリストアします(Using SimulinkUndoing a Commandを参照)。

Subsystem作成のundo

Simulink 4.1 では、Simulinkの編集メニューのUndoコマンドは、サブシステムにグループ化されたブロックを、モデル内のオリジナルのレベルにリストアします(Using SimulinkUndoing Subsystem Creationを参照)。

ブロックの自動接続

本バージョンでは、ブロックの接続が著しく簡単になっています。複数のソースブロックをターゲットブロックに接続するには、ソースブロックを選択し、Ctrlキーを押しながらターゲットブロックを左クリックするだけでかまいません。Simulinkは、中間のブロックを迂回して、ソースブロックと目的ブロック間に接続ラインを描画します。ソースブロックを複数のターゲットブロックに接続するには、ターゲットブロックを選択し、Ctrlキーを押しながらソースブロックを左クリックします。2つのブロックを接続するには、ソースブロックを選択して、Ctrlキーを押しながら目的ブロックを左クリックします。Simulinkは、2つのブロックの可能な限りの多くの端子を接続します(Using Simulink の"Autoconnecting Blocks" を参照)。

Autorouting Signal Lines

Simulinkは、対話的(接続ラインをドラッグするか、あるいは自動接続を利用)、または、add_lineコマンドの新規の'autorouting'オプションによってプログラム的に接続するときに、中間ブロックを迂回して信号ラインを作成します(Autorouting Option Added to add_line Commandを参照)。

ライン上のストレージクラスの表示

本バージョンでは、信号ラインの(nonAuto)ストレージクラスの表示を切り替える項目は書式メニューに追加されています(詳細は、Using SimulinkRTW Storage Classを参照してください)。

Release 11 の形式でモデルを保存

本リリースでは、Release 11 の形式でRelease 11より前のモデルを保存することができます。Simulink 3 (Release 11)は、SimulinkのRelease 11以前の機能を利用しない変換後のモデルをロードおよび実行することができます。Simulink 3 は、Release 11 以前の機能を利用する変換後のモデルをロードすることが可能ですが、モデルを正確にシミュレーションすることができない場合があります。Simulinkのファイルメニューの名前を付けて保存オプションまたは以下のコマンドを利用して、モデルをRelease 11 の形式で保存してください。

詳細は、Using SimulinkSaving a Model in Simulink 3 (R11) formatを参照してください。


  Simulink 4.1 Release Notes モデリングの機能強化