MATLAB and Simulink Report Generator Release Notes | ![]() ![]() |
新機能
本節では、MATLAB Report Generator 1.0 (Release 11.0)以降にMATLAB Report Generator 1.1で追加された新機能および強化された機能を紹介します。
新規MATLABコンポーネント
MATLAB Report Generator 1.1 は、以下の3つの新規コンポーネントを含みます。
コンポーネント |
目的 |
Comment |
レポート生成プロセスにより作成されたSGMLソースファイルにコメントを挿入します |
MATLAB/Toolbox Version Number |
現在利用中のMathworksソフトウェアのバージョン番号、リリース番号、リリース日付を示すテーブルを作成し、挿入します |
Stop Report Generation |
レポート生成を停止します |
MATLABコンポーネントの機能強化
以下のコンポーネントは、Release 12 で機能強化されています。
プロパティテーブルの機能強化
すべてのプロパティテーブルに対して、コンテキストメニューを利用して、カレントのセルの上または下に行を追加したり、左または右に列を追加することができます。
サマリーテーブルの機能強化
すべてのサマリーテーブルに対して、テーブルのアイテムの生成のためのembedded loopingコンポーネントを利用することができます。
コンポーネントとMATLAB変数の利用
任意のコンポーネントのフィールドに %<VariableName>
を入力することができ、テキストは青色で表示され、MATLABワークスペースの変数の値を含みます。2つ以上の変数を%
<> に入力できません。無効な変数名を入力した場合は、レポートは、変数の値ではなく %<VariableName>
を含みます。
この %<VariableName>
シンタックスは、以下のコンポーネントに対してサポートされます。
I have a %<ObjName> and it has %<NumLeaves> leaves. The word '%<ObjName>' has %<size(ObjName)> letters.
MATLABワークスペースでObjName='plant'
およびNumLeaves=3 である場合は、
新規Simulinkコンポーネント
Simulink Report Generator 1.1 は、以下の新規Simulinkコンポーネントを含みます。
コンポーネント |
目的 |
Block Automatic Property Table |
2列のプロパティ名/プロパティ値テーブルを作成します |
Block Type: Bus |
Bus Selectorブロックから発生するすべての信号のリストを作成します |
Block Type: Look-Up Table |
one-dimensional and two-dimensional look-up tableブロックについてレポートします |
Model Change Log |
レポートされたモデルのModifiedHistory パラメータを利用して、モデルに対してロギングされた改訂に関する情報を表示するモデルヒストリテーブルを作成します |
新規Stateflowコンポーネント
Simulink Report Generator 1.1 は、以下の新規Stateflowコンポーネントを含みます。
コンポーネント |
目的 |
Chart Loop |
選択したStateflowチャートの子を実行します |
Stateflow Linking Anchor |
(Stateflowで利用するために)他のリンクがポイントする位置を指定します |
Stateflow Name (Chart) |
親コンポーネントにより指定されたStateflowオブジェクト名をレポートに挿入します |
新規Fixed-Pointコンポーネント
以下のコンポーネントは、Fixed-Point Blockset 3.0 をサポートするためにSimulink Report Generator 1.1 に追加されています。
コンポーネント |
目的 |
Fixed-Point Block Loop |
Simulinkモデル、システム、親コンポーネントにより定義された信号に対する子を実行します。たとえば、Fixed-Point Block Loopの親がSimulink Model Loopである場合は、Simulinkモデル内のすべてのfixed-pointブロックに対してその子を実行します |
Fixed-Point Logging Options |
Fixed-Point Blockset Interface GUIと同様のfixed-pointオプションを設定します |
Fixed-Point Property Table |
fixed-pointブロックに対するプロパティ名/プロパティ値のテーブルを挿入します |
Fixed-Point Summary Table |
テーブル内で選択されたfixed-pointブロックのプロパティまたはパラメータを表示します |
Simulinkコンポーネントの機能強化
以下のコンポーネントは、Release 12 で機能強化されています。
コンポーネント |
強化された機能 |
Block Loop |
ループのリストをマニュアルで作成することができます |
Object Report |
新規のboxオブジェクトの追加 |
Block Type: Scope Snapshot |
キャプションを付加することができます |
Signal Loop |
入力/出力/内部信号をループから削除することができます |
Stateflow Snapshot (chart) |
calloutsをオフにすることができます |
System Hierarchy |
新規リストスタイル(箇条書きまたは番号付き)コントロールの追加 |
System Loop |
マニュアルで作成されたシステムのリストをループ化することができます |
System Snapshot |
キャプションを付加することができます |
![]() | 旧リリースからのアップグレード | 旧リリースからのアップグレード | ![]() |