MATLAB Release Notes    

BLASのMATLABデフォルト選択の変更

PCでは、LinuxおよびWindowsオペレーティングシステムの両方において、MATLABは、コンピュータが、たとえば、Genuine Intel Pentium II, Pentium III, AMD Athlonのような、どのプロセッサを搭載しているかを起動時に決定します。MATLABは、その後でプロセッサに対して最も適切なBLASを自動選択します。SUNでも同様で、ここでは、MATLABはUltraSPARCsと非Ultraマシンを識別します。

しかし、残りのプラットフォームでは、デフォルトのBLASを取得し、通常これは、モデムや一般のプロセッサに対するターゲットとなります。すなわち、以下のものです。

プロセッサがMATLABで配布されるBLASのタイプ以外のものに近いと思われる場合は(例 ALPHA上の21164 またはHP700上の PA-RISC2.0)、BLASのデフォルト選択を変更したい場合があります。オプションを調べるためには、atlas_で始まるライブラリについて<MATLAB>/bin/$ARCHディレクトリを見てください。

デフォルトの変更

デフォルト選択を変更する方法は、MATLABを起動する前に環境変数BLAS_VERSIONを設定することです。たとえば、(cshでは)つぎのようにします。

環境変数LAPACK_VERBOSITYは、BLASの選択がMATLABの起動時にロードされることを単に確認します。

デフォルトのリストア

MATLABが提供するデフォルトの利用に戻りたい場合は、(cshでは)以下のコマンドを利用することができます。


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